Security Guide
うちの会社のサイバー対策、何から始めるか 4つの質問でたどる
IT担当がいない中小企業の経営者・総務の方に向けた道案内です。上から順に、当てはまる答えを選んでください。緑の枠が、相談先や使えるサービスです。入力するものはなく、答えはどこにも送られません。
質問 1
今、被害が起きていそうですか
例:画面に「データを暗号化した」という脅迫文が出た/ファイルが急に開けなくなった/取引先から「御社から変なメールが来た」と言われた
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はい・そうかもしれないほかの質問は飛ばしてください
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いいえ今は困っていない
まだ続きます 質問2へ進む ここから先は、当てはまるものをすべて見てください。
質問2から4は、どの答えでも次の質問へ進みます
質問 2
誰かが侵入したら、気づける仕組みはありますか
会社の出入口やパソコンの怪しい動きを見張る仕組みのことです。ウイルス対策ソフトを入れているだけなら「いいえ」です。
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いいえ・わからない気づけるかどうか、誰も知らない
相談先 サイバーセキュリティお助け隊サービス 国(IPA)が基準を決め、民間の会社が提供する中小企業向けのセット。見張り・駆けつけ・保険をまとめて頼めます。見張りの月額は1万円以下が基準です(下の一覧)。 -
はい見張りのサービスや機器を入れている
確かめておくこと 警告が鳴ったら、誰に連絡が来るか 夜や休みの日はどうなるか、契約先に聞いておきます。
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質問 3
社外から、会社の中につなぐ入口はありますか
例:テレワーク用のVPN機器、社外から開ける管理画面、自社で動かしているホームページやネットショップ。最近の被害は、この入口の古い弱点を突かれたものが目立ちます。
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ある・わからない入れた業者に任せきりで、よく知らない
まずやること 入れた業者に「最新の状態か」を聞く 費用のかからない最初の一歩です。機器や管理画面の更新が止まっていないかを確かめます。 外から毎日点検したいとき(一例) ネットde診断 Lite ホームページやVPN機器などの弱点を、外から毎日自動で点検する民間のサービス(下の一覧)。 -
ない社外から社内につなぐことはしていない
確かめておくこと ホームページを任せている会社にも聞く ホームページを外の会社に任せている場合も、更新の状況を聞いておきます。
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質問 4
取引先から、セキュリティ対策について聞かれていますか
これから聞かれそうな場合も「はい」です。
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はいチェックシートが届いた、★の制度について聞かれた
相談先 SECURITY ACTION と ★の制度 取り組みを宣言するSECURITY ACTION(無料)が★1・★2にあたります。★3は経済産業省の新しい制度で、2027年3月ごろに始まる予定です。専門家に相談したいときは、IPAの支援者リストで地域から探せます。 -
いいえまだ聞かれたことはない
まずやること 5分でできる!情報セキュリティ自社診断 IPAの無料の点検表。自社がどこまでできているかが分かります。
どの会社でも、今日できる3つ
- 更新を止めない パソコン、スマホ、ネットの機器の更新のお知らせが来たら、後回しにしません。
- 控えを、つながっていない場所にも取る ネットにつながったままの控えは、一緒に暗号化されることがあります。大事なデータは、ふだんつながっていない場所にも残します。
- パスワードに、もう1つの確認を足す メールやクラウドのサービスは、パスワードに加えて、スマホでの確認などの2段階の確認を入れます。
被害が起きたときにやること
警察庁とIPAの案内をもとに、順番にまとめています。迷ったら、2と3の窓口に相談しながら進めてください。
- パソコンを、ネットワークから外す LANケーブルを抜く、Wi-Fiを切るなどして、ほかのパソコンに広がるのを止めます。電源は切りません。原因を調べる手がかりが消えることがあるためです(警察庁)。
- 警察に通報・相談する 最寄りの警察署か、都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口へ。警察庁のオンライン窓口からも通報できます。鹿児島県警の警察相談専用電話は #9110(24時間)です。警察から被害の公表を求めることはありません(警察庁)。
- IPAの相談窓口に相談する IPAの「企業組織向けサイバーセキュリティ相談窓口」(メール)が、初動の助言と、対応してくれる専門の会社の一覧を案内しています。
- お客様の個人情報が漏れたおそれがあれば、個人情報保護委員会に報告する 不正アクセスなど不正な目的によるおそれがある場合や、1,000人を超える場合などは、報告が必要です。速報は気づいてから3〜5日以内、確報は30日以内(不正な目的によるおそれがある場合は60日以内)です。
- 保険や見張りのサービスに入っていれば、その窓口に連絡する サイバー保険やお助け隊サービスには、被害が起きたときの窓口があります。
行き先の一覧と、料金の目安
金額は税抜です。申し込む前に、それぞれの公式のページで確かめてください。
| 名前 | 何をしてくれるか | 料金の目安 |
|---|---|---|
| サイバーセキュリティ お助け隊サービス |
会社の出入口に機器を置くか、パソコンにソフトを入れて見張る。何かあれば駆けつけや相談に応じ、簡易な保険もつく。IPAの一覧で、九州を対象にしたサービスを探せる | 基準(1類)は、出入口の見張りが月額1万円以下、パソコンの見張りが1台あたり月額2,000円以下。初期費用は別で、サービスによっては数十万円かかる。最低の契約期間もサービスごとに違うので、IPAの一覧で初年度の合計で比べる。「デジタル化・AI導入補助金」の対象になる |
| ネットde診断 Lite | ホームページ、サーバー、VPN機器などの弱点を、外から毎日自動で点検し、報告書を作る。GMOサイバーセキュリティ by イエラエの民間のサービス | 1ドメインあたり月額4,280円(税込4,708円)。初めての登録は1か月無料で試せる(クレジットカードの登録が要る) |
| 5分でできる! 情報セキュリティ自社診断(PDF) |
IPAの点検表。自社の対策がどこまでできているかを、自分で確かめる | 無料 |
| SECURITY ACTION | 対策に取り組むことを、自社で宣言する制度。★の制度の★1・★2にあたる | 無料 |
| ★の制度(★3) | 経済産業省の「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」。取引先に、対策の水準を示すための制度 | 2027年3月ごろに始まる予定。自分で確かめるための取得ガイドを、IPAが2026年10月ごろに公表する予定(無料) |
| 中小企業向けサイバー セキュリティ対策支援者リスト |
国家資格「情報処理安全確保支援士」のうち、中小企業の支援を引き受ける人の一覧。地域と業界で探せる | 専門家ごとに異なる |
無料の相談先
| 困っていること | 相談先 |
|---|---|
| 被害にあった・あったかもしれない | 最寄りの警察署、警察相談専用電話 #9110(鹿児島県警、24時間)、警察庁のオンライン窓口、IPA 企業組織向けサイバーセキュリティ相談窓口 |
| 個人情報が漏れたかもしれない | 個人情報保護委員会(漏えい等の報告) |
| 被害が起きたときの手順を、前もって知りたい | IPA「中小企業のためのセキュリティインシデント対応の手引き」(PDF、8ページ)、警察庁のランサムウェアの案内 |
| 何から始めればいいか知りたい | IPA「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」(PDF)、中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン |
