Security Guide

うちの会社のサイバー対策、何から始めるか 4つの質問でたどる

IT担当がいない中小企業の経営者・総務の方に向けた道案内です。上から順に、当てはまる答えを選んでください。緑の枠が、相談先や使えるサービスです。入力するものはなく、答えはどこにも送られません。

調べた日:2026年10月9日/料金と内容は、調べた日のものです

質問 1

今、被害が起きていそうですか

例:画面に「データを暗号化した」という脅迫文が出た/ファイルが急に開けなくなった/取引先から「御社から変なメールが来た」と言われた

  • はい・そうかもしれないほかの質問は飛ばしてください

    今すぐ 被害が起きたときにやることへ まず、パソコンをネットワークから外します。電源は切りません。
  • いいえ今は困っていない

    まだ続きます 質問2へ進む ここから先は、当てはまるものをすべて見てください。
質問 2

誰かが侵入したら、気づける仕組みはありますか

会社の出入口やパソコンの怪しい動きを見張る仕組みのことです。ウイルス対策ソフトを入れているだけなら「いいえ」です。

  • いいえ・わからない気づけるかどうか、誰も知らない

    相談先 サイバーセキュリティお助け隊サービス 国(IPA)が基準を決め、民間の会社が提供する中小企業向けのセット。見張り・駆けつけ・保険をまとめて頼めます。見張りの月額は1万円以下が基準です(下の一覧)。
  • はい見張りのサービスや機器を入れている

    確かめておくこと 警告が鳴ったら、誰に連絡が来るか 夜や休みの日はどうなるか、契約先に聞いておきます。
質問 3

社外から、会社の中につなぐ入口はありますか

例:テレワーク用のVPN機器、社外から開ける管理画面、自社で動かしているホームページやネットショップ。最近の被害は、この入口の古い弱点を突かれたものが目立ちます。

  • ある・わからない入れた業者に任せきりで、よく知らない

    まずやること 入れた業者に「最新の状態か」を聞く 費用のかからない最初の一歩です。機器や管理画面の更新が止まっていないかを確かめます。 外から毎日点検したいとき(一例) ネットde診断 Lite ホームページやVPN機器などの弱点を、外から毎日自動で点検する民間のサービス(下の一覧)。
  • ない社外から社内につなぐことはしていない

    確かめておくこと ホームページを任せている会社にも聞く ホームページを外の会社に任せている場合も、更新の状況を聞いておきます。
質問 4

取引先から、セキュリティ対策について聞かれていますか

これから聞かれそうな場合も「はい」です。

  • はいチェックシートが届いた、★の制度について聞かれた

    相談先 SECURITY ACTION と ★の制度 取り組みを宣言するSECURITY ACTION(無料)が★1・★2にあたります。★3は経済産業省の新しい制度で、2027年3月ごろに始まる予定です。専門家に相談したいときは、IPAの支援者リストで地域から探せます。
  • いいえまだ聞かれたことはない

    まずやること 5分でできる!情報セキュリティ自社診断 IPAの無料の点検表。自社がどこまでできているかが分かります。

どの会社でも、今日できる3つ

被害が起きたときにやること

警察庁とIPAの案内をもとに、順番にまとめています。迷ったら、2と3の窓口に相談しながら進めてください。

  1. パソコンを、ネットワークから外す LANケーブルを抜く、Wi-Fiを切るなどして、ほかのパソコンに広がるのを止めます。電源は切りません。原因を調べる手がかりが消えることがあるためです(警察庁)。
  2. 警察に通報・相談する 最寄りの警察署か、都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口へ。警察庁のオンライン窓口からも通報できます。鹿児島県警の警察相談専用電話は #9110(24時間)です。警察から被害の公表を求めることはありません(警察庁)。
  3. IPAの相談窓口に相談する IPAの「企業組織向けサイバーセキュリティ相談窓口」(メール)が、初動の助言と、対応してくれる専門の会社の一覧を案内しています。
  4. お客様の個人情報が漏れたおそれがあれば、個人情報保護委員会に報告する 不正アクセスなど不正な目的によるおそれがある場合や、1,000人を超える場合などは、報告が必要です。速報は気づいてから3〜5日以内、確報は30日以内(不正な目的によるおそれがある場合は60日以内)です。
  5. 保険や見張りのサービスに入っていれば、その窓口に連絡する サイバー保険やお助け隊サービスには、被害が起きたときの窓口があります。

行き先の一覧と、料金の目安

金額は税抜です。申し込む前に、それぞれの公式のページで確かめてください。

名前 何をしてくれるか 料金の目安
サイバーセキュリティ
お助け隊サービス
会社の出入口に機器を置くか、パソコンにソフトを入れて見張る。何かあれば駆けつけや相談に応じ、簡易な保険もつく。IPAの一覧で、九州を対象にしたサービスを探せる 基準(1類)は、出入口の見張りが月額1万円以下、パソコンの見張りが1台あたり月額2,000円以下。初期費用は別で、サービスによっては数十万円かかる。最低の契約期間もサービスごとに違うので、IPAの一覧で初年度の合計で比べる。「デジタル化・AI導入補助金」の対象になる
ネットde診断 Lite ホームページ、サーバー、VPN機器などの弱点を、外から毎日自動で点検し、報告書を作る。GMOサイバーセキュリティ by イエラエの民間のサービス 1ドメインあたり月額4,280円(税込4,708円)。初めての登録は1か月無料で試せる(クレジットカードの登録が要る)
5分でできる!
情報セキュリティ自社診断(PDF)
IPAの点検表。自社の対策がどこまでできているかを、自分で確かめる 無料
SECURITY ACTION 対策に取り組むことを、自社で宣言する制度。★の制度の★1・★2にあたる 無料
★の制度(★3) 経済産業省の「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」。取引先に、対策の水準を示すための制度 2027年3月ごろに始まる予定。自分で確かめるための取得ガイドを、IPAが2026年10月ごろに公表する予定(無料)
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